Concert Series in Kamakura 2017
April 9th - 30th, 2017
後援:公益社団法人 鎌倉市観光協会
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
地域に拠点を置き、地域から発信するアートとは?
三年目を迎えた「レゾナンス・コンサートシリーズ」のコンセプトをひもときつつ、鎌倉で映画、美術、音楽の文化を「育てる」ことの意義や課題について考えます。
4月9日(日) 13:30開場 14:00開演
鎌倉ギャラリー(鎌倉市小町 2-15-10)
増谷 文良 (鎌倉市川喜多映画記念館総括責任者)
三本松 倫代 (神奈川県立近代美術館主任学芸員)
二藤部 知哉 (インフォメーションアーキテクト)
有田 栄 (音楽学者、昭和音楽大学教授)
司会: 原 典子 (編集者/音楽ライター)
ダウランド、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン、成田為三、山田耕筰、滝廉太郎など日本とイギリスの歌曲名曲選
全席自由 ¥1,000(税込)
40名
鎌倉の伝統「鎌倉彫」と雅楽の「笙」、どちらも呼吸が描き出す芸術です。
和モダンな空間に生まれ変わった鎌倉彫会館を舞台に、楽師と彫り師とが「息」を重ねて創出する「粋」な音楽の時間をお楽しみください。
4月15日(土) 16:30開場 17:00開演(19:30 終了予定)
鎌倉彫会館(鎌倉彫資料館、鎌倉彫カフェ・ショップ【倶利】guri)(鎌倉市小町 2-15-13)MAP
東野珠実 (笙)
柏木豊司 (鎌倉彫伝統工芸士)
第1部: 「息」と「粋」のコラボレーション(音楽と彫りのライヴ・パフォーマンス)
第2部: カフェでの笙演奏とお話(立食付)
¥9,000(税込) (資料館入場料込、カフェでの立食付)
限定40名
雅楽古典曲 双調調子(そうじょうのちょうし)
雅楽古典曲 酒胡子(しゅこうし)
東野珠実:Ibuki
ジョン・ケージ:One9 for Sho
ロベルト・HP・プラッツ:Senko-hana-bi fur Sho
東野珠実:花調子−桜−
越殿楽幻想
東野珠実:星筐lV(ほしがたみ) ほか
春の自然あふれる鎌倉の古刹を舞台とする「レゾナンス」恒例の人気シリーズ。香り立つ新緑の谷に、三つの楽器が響きあう、異色の室内楽コンサート。
4月16日(日) 14:30開場 15:00開演
* 拝観をご希望の方は13:40にお集まりください。
覚園寺(真言宗 泉涌寺派 鷲峰山 真言院)(鎌倉市二階堂421)MAP JR横須賀線鎌倉駅東口バスターミナル4番乗り場から京急バス「大塔宮」行き 大塔宮下車、徒歩10分。 |
吉井瑞穂 (オーボエ)
赤坂智子 (ヴィオラ)
片岡リサ (筝)
¥6,000(税込) (全席自由) |
鎌倉出身の二人の管楽器奏者、トランペットの佐藤友紀とサクソフォンの原博巳、そしてオルガンの高橋博子の三人によるトリオ・リサイタル。それぞれの楽器の名曲とともに、管楽器とハルモニウムのために書かれた古き良き時代を彷彿させる、知られざる名曲をお楽しみいただけます。
【ハルモニウムとは】
19世紀半ばのフランスでサロンの演奏会用に生まれた「ハルモニウム」。かつて学校にあったあの懐かしい「足踏みオルガン」の仲間ですが、オルガンとはちがって踏み方によって強弱や表情を繊細に変化させることができ、実に甘美な音色を奏でます。往時は多くの作曲家たちを魅了しましたが、残念ながら隆盛を誇ったのは19世紀末~20世紀初頭のほんの短い間でした。演奏も修理も難しく、演奏可能な楽器は現在世界でもほんの少数。今回は、フランスのカスリエル製作の見事な楽器を特別にお借りしました。
4月29日(土) 14:30開場 15:00開演 |
鎌倉女子大二階堂学舎(神奈川県鎌倉市二階堂890-1)MAP JR横須賀線鎌倉駅東口バスターミナル5番乗り場から京急バス「杉本観音」下車、徒歩100メートル。 |
佐藤友紀 (トランペット) 原 博巳 (サクソフォン) 高橋博子 (ハルモニウム) |
伊藤信夫、伊藤園子
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¥3,500(税込) (全席自由)
大航海時代、人々は見果てぬ世界を夢見て大海原に船出しました。ある者は、富と力を求めて。またある者は、失ったこの世の希望を再び見出すことのできる「地上の楽園」を求めて…。宣教師とともに地上を旅して日本にたどり着き、長崎は生月(いきつき)のキリシタンの間で歌い継がれていた「幻のラテン語聖歌」に基づく委嘱新作を初演。「隠れキリシタン」ゆかりの地でもある鎌倉で、音楽が運んだ数々の物語に思いを馳せるコンサートです。会場となる由比ガ浜教会は、切支丹禁令の高札が撤廃されて以後に鎌倉で初めて建てられたカトリック教会として知られています。
*このコンサートは、収益の一部を、熊本の震災で被災した子供たちのための基金に寄付いたします。
委嘱作品 作曲者について
鈴木純明(作曲):1970年東京都台東区生まれ。東京藝術大学大学院作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院作曲科で学び、文化庁派遣芸術家在外研修員、IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)研修員を経て、現在、東京藝術大学音楽学部作曲科准教授、桐朋学園大学講師。2014年、第24回芥川作曲賞受賞。2006年の「モンテカルロ芸術の春」の委嘱による、6声と古楽アンサンブルのための《深き淵より》以降、中世から近代までの既存の音楽に基づく作品を発表している。
4月30日(日) 14:30開場 15:00開演
カトリック由比ガ浜教会(鎌倉市由比ガ浜1-10-35)MAP 江ノ島電鉄線 和田塚駅から徒歩5分 |
波多野睦美 (メゾソプラノ)
吉井瑞穂 (オーボエ)
佐藤友紀(トランペット、ピッコロトランペット、フリューゲルホルン)
吉野直子 (ハープ)
福士マリ子 (ファゴット)
G. F. ヘンデル:燃ゆるがごとき真紅の薔薇、大地の華よHWV210
G. F.ヘンデル:《アン女王の誕生日のためのオード》HWV74から〈神々しい光の永遠の源〉
L. ヴォーン=ウィリアムズ: 《2つのイギリス民謡》~〈子羊を探して〉〈法律家〉
J. イベール:間奏曲
M. ラヴェル:ハバネラ形式の小品
N. ボクサ:夜想曲 ヘ長調 Op. 50-2
―― 休憩 ――
鈴木純明:忘れられた歌――メゾソプラノ、オーボエ、フリューゲルホルン、ファゴット、ハープのための(Un chant oublié, pour mezzo soprano, hautbois, bugle, basson et harpe レゾナンス<鎌倉のひびき>コンサートシリーズ委嘱新作・世界初演)
W. バード:アヴェ・マリス・ステッラ(めでたし、海の星よ)
C. フランク:パーニス・アンジェリクス(天使の糧)
E. モリコーネ:映画《ミッション》の音楽から(ガブリエルのオーボエ)
セファルディ民謡:薔薇が花開く
作者不詳:《モンセラートの朱い本》から〈主の御母、乙女マリアを讃えよう〉
¥6,000(税込) (全席自由) |
妙本寺境内、総門横に位置する比企谷(ひきがやつ)幼稚園は、昭和12年に設立された鎌倉市内きっての歴史ある幼稚園。地元では、法隆寺夢殿を模した八角堂で有名です。いつも子供たちの明るい声が響く幼稚園に、不思議な楽しい音楽隊がお邪魔します。子供たちの大好きな歌を一緒に演奏するほか、生の楽器の演奏、比企谷の子どもたちのために新たに作曲した、おかしな音楽物語をまじえて、八角堂いっぱいに音楽の楽しみを響かせます。
比企谷幼稚園(非公開)
レゾナンスおんがく隊
おじいさん アリスター・シェルトン=スミス (バリトン)
きつね 佐藤友紀 (トランペット)
うさぎ 吉井瑞穂 (オーボエ)
うさぎ 原 博巳 (サクソフォン)
かっぱ 藤代敏裕 (音楽隊長/ピアノ)
たぬき 有田 栄 (おはなし)
藤代敏裕: 音楽物語《おおきなかぶ》 そのほか、こどもたちの大好きな歌 |